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    虫垂炎は,お腹の右下の部分の腸に垂れ下がったようについている虫垂の炎症です.

    お腹が痛い,熱がでる,嘔吐する,といった症状がでます.
    虫垂炎は程度も様々で,症状は進行とともに変わってきます.

    最初は,おへその周囲やみぞおちのあたりが痛く,吐き気や嘔吐を伴います.
    このとき,炎症は虫垂の内側だけです.

    炎症がすすんでくると,熱がでて,お腹の右下部分が痛くなってきます.
    このとき,炎症は虫垂の外側までおよんできます.

    虫垂の壁が炎症で破れてしまうと,お腹の全体に炎症や膿が広がることがあります.
    広がり具合によって,腸全体が動かなくなる場合や,逆に直腸を外側から刺激して下痢となることもあり,膀胱を刺激すると頻尿となることがあります.

    ただし,子供の場合はこのような経過をとらないことも多く,診断を付けるのは難しいときも多いです.
    特に,症状の出始めでは診断できないことの方が多く,胃腸炎と言われることも多いかもしれません.

    一度小児科を受診したあとでも,嘔吐が続き水分がとれない,痛みがお腹の右下に移動してきた,などの場合は再度受診しましょう.

    虫垂炎の治療は大きく分けると薬剤(抗菌薬)の治療を,手術によるものがあります.
    一般的に初期のものは薬剤治療が行われ,進行すると手術になる場合が多いです.
    ですが,判断に迷うときも多いです.

    腹痛や吐き気などで小児科を受診したときには,どうなったら再度受診が必要かをよく確認して,なるべく緊急の手術が必要になる前に,診断できるとよいですね.

    虫垂炎は小さい子供には少なく,小学校にあがることから増えてくるので,小中学生の場合は特によく確認したほうがよいでしょう.

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