B型肝炎ウイルスは,その名の通り肝炎,つまり肝臓の炎症をおこすウイルスです.
B型肝炎ウイルスの予防接種は,2016年から定期接種になりました.
以前は,B型肝炎の感染は主に母子感染によると考えられていました.そのため,母親のB型肝炎の検査と,陽性であった場合の母子感染予防がとられているだけでした.
ですが,汗や唾液などが感染源となりうること,保育園などで集団感染がみられたこと,そして,小さい子供が感染すると,多くがキャリア化することがわかってきて,現在の定期接種がはじまりました.
B型肝炎ウイルスに感染すると,肝炎を起こしますが,子供では特に症状がないことも多いです.ですが,肝炎が収まっても,ウイルスがわずかに体内に残ることがあります.これがキャリア化です.
キャリアとなってしまうと,症状はないものの,ウイルスが体内に残った状態が続きます.そして,何かの拍子に慢性肝炎を引き起こします.また,一部では肝硬変や肝がんの原因となることもあります.
また,大人になって別の病気の治療で免疫力がおちて,B型肝炎のウイルスが再び活性化してしまうこともあります.そうなると,元の病気の治療にも支障がでます.
子供のときだけでなく,大人になってからの健康も守るのがB型肝炎ウイルスワクチンです.そのような理由で,2か月からの定期接種が行われています
