免疫性血小板減少症は英語の頭文字をとってITPとも呼ばれます.
原因がはっきりしないことが多いこと,また,軽くぶつけただけでもアザ(紫斑)ができてしまうので,特発性血小板減少性紫斑病とも言われます.
風邪などをきっかけとして,本来はばい菌などをやっつける働きである免疫が,間違って自分の血小板を攻撃していしまいます.
血小板は血をとめる役割をしているので,それが減ってしまうとアザ(紫斑)ができやすい,血がとまりにくい,鼻血がでやすい,といったことがおこります.

5歳くらいまでの子供に多いですが,子供から大人まで起こりうる病気で,日本では1年間に500~1,000人くらいの子供で発症している,推定されています.
治療しなくても数日から数か月程度で治ることも多いです.
でも,血小板が低い状態が続くと,運動などの制限が必要なことや,出血して命に関わることもあります.
治療は,飲み薬のステロイドや,グロブリン製剤の点滴などが代表的です.
あまり治療が効かない場合に使える薬もどんどん増えてきています.
血小板の数などによって,治療も変わってくるので,最近アザができやすい,なかなか血がとまらない,といった症状があったら一度小児科で相談しましょう.