肺炎球菌はワクチンが定期接種になっているので,多くの親御さんは名前は一度は聞いているはずです.
しかし,たくさん受けなければいけないワクチンの1つであるため,よくわからないまま受けている方が多いのではないかと思います.
肺炎球菌は,その名の通り肺炎を起こす細菌です.

しかし,小さな子供においては,肺炎のみならず,菌血症・敗血症・髄膜炎といった恐ろしい感染症(IPD:侵襲性肺炎球菌感染症)の原因となります.
特に髄膜炎を発症すると,十分な抗菌薬の治療をしたとしても致死率が高く,治っても後遺症を残すことがあります.
(手足口病やおたふくなどで起こる無菌性髄膜炎とは全く別の病気と思った方がよいです.)
そんな恐ろしい感染症ですが,2010年ごろからワクチンの助成が広まってきて,頻度は減っています.

肺炎球菌にはさまざまな型があり,現在は13種類を予防できるワクチンになっています.
その13種類以外によるものがまだ残っている現状です.
しかし,髄膜炎やIPDは半分以下に減っています.
できれば全てのタイプを防ぎたいところですが,まずはしっかりとワクチンをうけて,防げるものを防いでいきましょう.
肺炎球菌は2か月から受けれるワクチンの1つです.
2か月になったらすぐに肺炎球菌を含めたワクチンを開始しましょう.
