ジフテリアはジフテリア菌による感染症です.
生後4か月からの四種混合ワクチンや,小学生の時に受ける二種混合ワクチンで予防できます.
1945年には日本で年間8万人以上が報告され,そのうちの10人に1人が死亡するようなおそろしい感染症でした.ジフテリアは,鼻・のど・皮膚などに感染し,そこでさまざまな症状を引き起こします.
鼻では鼻汁,鼻づまりが起こり次第に血液や膿が混じるようになります.
のどでは飲み込めない,声がかすれる,息が苦しくなるといった症状がでます.のどや首の腫れがひどくなると,呼吸ができなくなり死亡します.
皮膚では,痛みがでる,浸出液がでてくるなどの症状があります.
さらに,菌がつくる毒素により心臓も影響が出ることがあります(心筋炎).不整脈や心不全などが起こり,突然死の原因ともなります.心筋炎になると,半数程度が死亡するようです.
日本では基本的に発症がない感染症ですが,諸外国は違います.ワクチンが普及していない国ではいまだ多くの発症があり,欧米でもときおり患者の発生があります.
外国から患者が入ってくる可能性,また,外国で感染してしまう可能性もあるので,既定の予防接種をしっかり受けましょう.

参考
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